M!LK「イイじゃん」をめぐる騒動
日本の人気アイドルグループM!LKが、2025年3月5日にリリースしたアルバム『M!X』のリード曲「イイじゃん」は、キャッチーなメロディでTikTokでも大きく注目を集めてます!
しかし、リリース直後から、韓国のガールズグループaespaの「Whiplash」(2024年10月リリース)に似ているとの指摘が相次ぎ、盗作疑惑が浮上。
Xをはじめとするソーシャルメディアで議論が過熱し、ファンや音楽愛好者の間で賛否両論が巻き起こっています。この記事では、「イイじゃん」と他の楽曲との類似点や、なぜこのような議論が起こったのかをわかりやすく解説します。
「イイじゃん」と「Whiplash」は似てる?
「イイじゃん」と「Whiplash」の類似点
「イイじゃん」と「Whiplash」の類似点は、主に以下の4つのポイントで指摘されています:
- ラップ部分のフロー:
「イイじゃん」のラップ(例:「今日ビジュイイじゃん 盛れててイイじゃん」)は、短いフレーズを繰り返すリズムが「Whiplash」の冒頭ラップ(「One look give ’em Whiplash Beat drop with a big flash」)と似ているとされています。テンポや抑揚の近さが、K-POPファンの間で特に注目されました。 - テックハウス風のサウンド:
両曲とも現代的なテックハウス系のビートを採用。「イイじゃん」のサビでの急激な曲調変化は、「Whiplash」のダークでエレクトロニックな雰囲気と重なると感じられています。 - ビジュアルと振り付け:
MVの黒を基調とした衣装や、腕を振るダンスの動きが「Whiplash」の近未来的なコンセプトと似ているとの声が。視覚的な類似性が、疑惑をさらに強めました。 - 全体の雰囲気:
「イイじゃん」のスタイリッシュでダークなMVは、「Whiplash」の世界観と共通する部分があり、ファンの間で「コンセプトが近い」と話題に。
ただし、歌詞の内容やベースラインは異なるため、「パクリとは言い切れない」と擁護する意見も多く、議論は一概に結論づけられていませんし、そもそも最近のトレンドを反映させた楽曲なので近くなってしまうのも仕方ないかもしれないですね
他の楽曲との関連
「Whiplash」以外にも、以下の楽曲と似てるという事で話題になっていました!
- Kis-My-Ft2の「Thank youじゃん!」と「いいね!」:
「イイじゃん」のタイトルが、Kis-My-Ft2の「Thank youじゃん!」(2014年)と「いいね!」(2017年)の組み合わせを思わせるとの声が。 - ただし、音楽的な類似性はほとんど議論されておらず、タイトルやテーマの偶然の一致と見られています。
- NMIXXの「mixxpop」スタイル:
NMIXXの楽曲は、曲中でジャンルが劇的に変わる「mixxpop」スタイル(”ビートスイッチ”や”転調”とも言われる)が特徴。 - 「イイじゃん」のポップからテックハウスへの変化がこれに似ていると一部で言及されていますが、盗作疑惑には発展していませんし、一種のスタイルなのでパクリでは無いと考えられます!
ソーシャルメディアでの反応
Xでの反応は、批判から擁護の意見まで多岐にわたっています!
- 批判的な声
「ラップもダンスもそっくり。K-POPなら訴訟レベルなのに、よく出したな」と、aespaファン(MY)を中心に厳しい意見が目立ちます(人気グループに盗作疑惑)。 - 擁護や肯定的な意見:
「曲全体で見ると全然違う。イイじゃんの中毒性がやばい」と、M!LKファンを中心に支持する声も。「Whiplashに似てると思ったけど、今はハマってる」と、疑惑を気にせず楽しむファンもいます。
作曲者と背景
「イイじゃん」の作詞・作曲は、岡嶋かな多と山本隼人が担当。岡嶋はBTSやTWICE、NiziUなどの作品を手掛け、三浦大知の「EXCITE」で日本レコード大賞を受賞した実績あるクリエイターです。山本はSixTONESやKis-My-Ft2の楽曲に関与。一方、「Whiplash」のクレジットに二人の名前はなく、同一人物による作風の類似性は否定されています。
興味深いことに、岡嶋はaespaの「Supernova」の日本語詞を手掛けており、これが「意図的なオマージュでは?」との憶測を呼んでいます。ただし、公式なコメントはなく、推測の域を出ません。
楽曲の成功と議論の背景
「イイじゃん」は、TikTokで5億再生を突破し、Spotifyや韓国チャートでも高順位を記録するなど、商業的に大きな成功を収めています。
このバズりが、疑惑を「ノイズマーケティング」として利用した結果ではないかとの見方もあります。
※ノイズマーケティング:意図的に話題を巻き起こし、注目を集める方法
議論の背景には、K-POPとJ-POPのファン文化の違いがあります。K-POPでは類似性が訴訟に発展するケースが多く、aespaファンからの厳しい声が目立ちます。一方、J-POPではオマージュやトレンドの共有が比較的許容される傾向があり、このギャップが議論を複雑にしています。
まとめ:盗作ではなく、トレンドの共有か?
M!LKの「イイじゃん」をめぐる盗作疑惑は話題となっていますが、音楽業界における「インスピレーション」と「パクリ」の差は非常に難しい問題です
「Whiplash」と似てると様々な人が述べてましたが、歌詞や全体の構成の違いから、単なるトレンドの共有や偶然の一致と見ることも可能ですね。
現時点で、M!LKや所属事務所からの公式なコメントは確認できていません。疑惑は依然として議論の対象ですが、楽曲の商業的成功やファンの支持を見る限り、「イイじゃん」は独自の魅力で多くのリスナーを引きつけています。
この騒動は、グローバルな音楽シーンでスタイルやトレンドが交錯する現代において、オリジナルとは何か、どこまでが許容されるのかを考えるきっかけを提供しています。あなたは「イイじゃん」をどう感じますか?
最後までお読みいただきありがとうございました!
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